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2012年1月

2012.01.13

NEW YEAR'S DAY

去年の疲れも正月にきれいサッパリ洗い落とし、

新たなココロで今年もガンガン稼動中です。

現場は待ってくれませんから、

寒風吹きすさぶ中、現場に打ち合わせにと走り回っています。

Shidu_d03_2

木造2階建のアパートのリノベーションも少し形が見えてきました。

既存の木造の間取りをガラッと変更し新しくしているのですが、

大工工事もだいたい終わり、これから内装工事へと入っていきます。

木造なので、工事が進む過程で予想と違う箇所も多数あったりして、

その都度アタマを捻って、対策を考えながらの現場です。

いつもの、「古き良き部分は上手く使って残しつつ、再生すべきところは大胆に」

を心がけていますが、新築ではないリノベーションの良さが存分に出せれば、

と思って頑張っています。

Shidu_d01_2

曹洞宗のお寺さんの本堂の増改築工事も、

いよいよ本格的にスタートしました。

既存建物の解体もほぼ完了し、現在掘り方と基礎工事の真最中です。

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こちらも皆がやさしく集える場に生まれ変わればと、

色々と検討しながら進行中です。

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最近の底冷えの寒さでなかなか朝がツライのですが、

U2の『NEW YEAR'S DAY』を聴いて布団から飛び出すと、

カラダに気合がみなぎり、

寒くて辛い冬の朝も何とか乗り越えられる気がするのです。

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2012.01.12

指揮者と建築家

正月に買っておいた本が何冊かありまして、

その内の1冊を読み終えました。

   『小澤征爾さんと、音楽について話をする  小澤征爾×村上春樹』

芸術の奥深さをあらためて実感できて、

稀有な才能を持つ二人の造詣の深さをたっぷり味わえる、

久しぶりに読み応え充分な本でした。

Seijiozawa

指揮者という職業が、音符という単なる記号の集まりである楽譜を、

実際のオーケストラの音楽にする為に、

どう考えどんな努力をしているのかが、よく伝わってきました。

 

よく、「建築家はオーケストラの指揮者」である、と言われますが、

作曲家の意図するイメージを読み取り、一から自分で創っていく姿は、

建築を創っていく姿とそのまま重なります。

それぞれの音符や小節の意味を理解して、膨大な楽譜の終わりまでを

ブレずにまとめ上げる事、また、各々の楽器だけでは無く、

それらが一斉に鳴る時のハーモニーといったものを、楽譜だけから

読み取って方向性を決めていくわけですから、一つの交響曲を創り上げる

事が、凄まじい程の困難な作業なのは想像するに難くありません。

 

建築はその性格上、純粋芸術ではなく総合芸術であると言われます。

建築が商業ベースと切っても切れない性格を持つ為です。

建築を創っていく時、経済的なモノサシや、法令や技能などの技術的な

要因だけでも建築は出来上がる、いや、出来上がってしまうわけです。

しかしそれは全くナンセンスで無価値なモノであると、

この世界的指揮者は言っているのです。

楽譜を読み込み作曲家の意図を理解して、それぞれの楽器や演奏者の個性を

活かしながら、オーケストラを育てていき、美しいハーモニーの元に演奏を

如何に創り上げていくかが指揮者の全てだと。

これはそのまま建築に置き換える事が出来ます。

  図面(=楽譜)をどう解釈して、

  それぞれの素材(=楽器)や施工者(=演奏者)の個性を活かしながら、

  美しいハーモニーの元に建築(=演奏)を創り上げるか。

一つの建築を構成するのには、構造や設備、また法律や素材や工法など

様々なことを理解しなければなりません。

設計という作業はいわば「作曲」、設計監理は「指揮者」ではないでしょうか。

同じ素材でも、色や表情、ディテールを工夫することで、

それが微妙な音程の差となって空間の中でお互いに響き合うし、

管楽器や弦楽器など種類の違う楽器のように

様々な素材をどのように組み合わせればどんな空間になるのかを

常に考える事が、良い建築を創る大きな武器になるように思えます。

コストや流行といった経済的や市場的な観点からだけでは無く、

審美性や普遍性といった人間の心情に訴えかける解釈を加えてこそ

初めて激的な感動が産み出される。

そこへ導いていく事こそが、建築家の仕事であると…。

建築を創る一人の人間として、

常に指揮者の心でありたいと改めて思わされました。

 

新年早々、エラ真面目に語ってしまいましたが、

建築も音楽も人々の喜びの為にあるのは変わらないです。

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2012.01.01

2012賀正

皆様あけましておめでとうございます。

昨年は皆様にいろいろとお世話になり本当に有難うございました。

おかげ様で無事新しい年を迎えることができました。

ギリギリまで何かとバタバタとしていた年末でしたが、

大晦日には事務所の大掃除も何とか済ませ、

久しぶりにノンビリとできました。

大晦日は新しく何かが起きる前夜、

遠足の前の晩のようなワクワク感で心がウキウキしてしまいます。

ボクが一年の中で一番好きな日である大晦日は、

スーパーに買出しに行きまして、

関西風の雑煮と簡単なおせち料理の仕込みをしながら過ごしました。

近所の札所である石手寺から聴こえてくる除夜の鐘の音につられて、

寒空の下出掛けて、先ほど初詣を済ませ帰って来ました。

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今年は1/4日から仕事を開始する予定です。

本年もご支援ご協力の程、宜しくお願い申し上げます。

今年が皆様にとり良い年となりますように!

                                                                              元旦   
伊藤馨

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