文化・芸術

2011.07.13

臥龍山荘

大洲に行く用事があり、時間の合間に以前より知り合いから

勧められていた臥龍山荘に行ってきました。

   

建築を学んでいた学生時代を京都で過ごしましたので、

結構な数の神社仏閣を見てまわり、特別拝観のアルバイトをしたりで、

元々和洋の様式を問わず古い建物を見に行く事は好きでした。

自然の移ろいを何より大切にする日本人の美的感覚に、

久しぶりに感動で鳥肌がたちました。

緻密の計算されスキのないように創り込まれた空間。

当時の工匠たちの研ぎ澄まされた技術と揺ぎ無い誇り。

月や太陽に見立てた窓など、自然そのものをモチーフとした空間の造作。

切り出したままの木を随所に使い、生きている樹を柱として使う色気と遊び心。

京都から工匠達を連れてきて四年という歳月をかけて建てられた

という事ですので、やはり京都の数奇文化の匂いと艶が漂っています。

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私のポリシーの一つが、「場所が持つ個性を読み取り、

その場にこそ相応しい空間を創ること」ですので、

肱川の畔というあの立地環境ならではの独特の佇まいには、

やはり畏怖の念さえ覚えます。

季節や時間の変化を緻密に計算し、

艶のある空間を創り上げる力量と熱意が

当時の人達にあった事をあらためて感じて、

興奮せずにいられませんでした。

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大洲って良い場所ですね。ポコペン横丁もあるし。

時間があれば、また別の季節に行きたいと思う町でした。

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