自然・動物・植物

2011.09.23

この木なんの木

東温市のガリレオコーポレーションさんのご依頼で、

中庭にシンボルツリーを植えました。

Garireo_tree1

立派なケヤキの木ですが、中庭を緩やかに仕切る赤い鉄骨フレームの

高さが2.3Mですから、ざっと高さ6Mはあるでしょうか。

こうやって植わった姿を見ていると、

ずっと前からここに佇んでいるかのような雰囲気ですが、

別の場所から吊り揚げて運び、この場所に移植しています。

樹のあまりの大きさと重量に、作業はかなりの困難を極めました。

最後に樹の姿の向きを決めるだけでも一苦労です。

Garireo_tree2

樹木はそこに1本あるだけで、一気に空間に潤いが出ます。

また無機質な製品と違って生き物ですから、

時間と共にその姿を変え、

木洩れ日や落葉など四季折々の味わいを見せてくれます。

今回は落葉樹ということもあり、夏は強烈な陽射しを防いでくれ、

冬には暖かい陽光を届けてくれるはずです。

大樹には人を呼び寄せる力があります。

イベント等を行なうこの中庭空間が、

今後どんな姿に変わっていくのか、とても楽しみです。

Monkypod_tree

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2009.10.13

グリーンハンド~植物再生

久しぶりの更新になります。ここのところ仕事と飲み会でバタバタしていました。

Desk_reborn

最近、事務所の植物がやたら枯れます。

室内で育てていますので、適度な水遣り、陽光には気をつけているつもり

なんですが、どうしてですかね?気持ち悪い。そういう時は、わが事務所の

緑の手を持つグリーンハンドのスタッフに診てもらいます。

グリーンハンドとは、「植物と話が出来る人」、「植物を育てるのが上手な人」の

ことで、ガーデニングの盛んなイギリスでは尊敬の念を込めてそう呼ばれます。

植物にも人間と同じように感情みたいなモノが存在して、

メンタルな部分に左右される生き物ナノダというのがそのスタッフの口癖です。

一通り全ての植物を往診して、各々の状況を見極め対処します。

天気が良い日は外に出し日光浴。土の具合を確かめて水分補給のチェック。

葉っぱも一枚一枚きれいに拭く。

Sunshine Sunshine2

其々にどういった処置をするのかが「センス」でしょうか。

もうダメ、手遅れだと思っても植物って密かに生きていますから、

そういった時は、思い切って枝を切断して、水に付けます。

隔離病棟の集中治療室行きです。

Reborn2 Reborn3

こうして植物が次々と生き返って復活するのを目の当たりにすると、

グリーンハンドって本当にいるんだなぁと思います。

でもその緑の手の持ち主に言わすと、何も特別な能力のことではなくて、

いかに普段から丁寧に心遣いをして植物に接するかに尽きると言います。

コミュニケーションをとるつもりで。

こういった考え方が地球規模に広がれば、

環境の問題も一歩進むような気がします。

Office_ego2 Office_ego1

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2009.09.04

植栽の持つ力

新石手の家(H-House)に植栽工事が施されました。

本工事とは別に、施主様が依頼されていた工事なのですが、

設計者としての意見や要望を出しながら、見て欲しいとのことでしたので、

監修的立場で施工中も顔を出していました。

Hhouse_b_garden

施工は、松山市生石町の大野造園さん。

私も最初は、植栽がこの住宅の考え方やデザイン性と喧嘩するのを恐れ、

お互いを引き立て合うようにと、色々と口を出していましたが、

大野さんと話す内に、庭の知識も経験も豊富で、建物のプランとこちらの意図を

汲み取って、自分のイメージを創り上げていく方だということがよくわかって

きましたので、安心してお任せすることができました。

先日は、大野さんが以前に手掛けられた別の住宅の庭を

一緒に観に行こうということで、道後と白水台で2件ほど

見せていただきましたが、どちらも素晴らしい空間になっていました。

専門化ならではの様々な植栽の手法やテクニックを教えて頂きました。

新石手の家では、道路に面したアプローチにシンボルとして、

姿の良い株立ちのヤマボウシを植えています。

Hhouse_f_garden_before  Hhouse_f_garden

                      before                                                                                        after

樹を植えた後では、家に潤いと奥行き感が出ていて、まったく印象が違います。

また、裏の庭には、文字通り坪庭として、完成された空間が出来上がりました。

内部から見る庭の姿や、夜間に見せる別の顔など、時間と共に移ろい行く

隅々まで検討されつくした坪庭空間を眺めていると、庭の主役は樹ではなく、

この家に暮らす人間が主人公なんだという事を改めて思い出します。

植栽の持つ力は大きいです。

外壁の補色である緑、葉が風でざわめく音、新緑や花の匂い、陽射しを受けて

地面に落とす影が揺らぐ様子は、人間の五感に訴えかけてきます。

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2009.06.27

夏がきます

天気予報がまったく当りません。

まとまった雨が降ると言われていた今週も期待とは裏腹に夏の陽射しでした。

Dansui5

松山市渇水情報を毎日見ていますが、このままいけば

来月末にはダムが干上がってしまうと聞きました。

地下水は少し回復したらしいですが、遅かれ早かれ時間断水がありそうです。

松山市で実施されれば平成6年の大渇水以来15年ぶりということですが、

私、本格的な断水を経験したことがありませんので、

いろんなお客さんから、工事現場も、ホテルや飲食店、美容室も、

とにかく大変だったと聞かされています。

毎年のことながら心配です。節水励行。

Dansui4_2 

例のツバメが巣立ったようです。もう何日も姿を見ませんので。

まだ姿を見かけた頃、1羽死んでいました。

先日、巣から落っこちていたヒナを助けた話を書きましたが、

もしかするとそのヒナかも。

兄弟同士の生存競争に勝てなかったのかも知れません。

当たり前ですが、大空に飛び立つ生命力のないツバメは、

弱肉強食の世界を生き抜いていけません。

はるか遠い国まで旅もできないでしょう。厳しい世界ですね。

主のいなくなった巣は、もう泥と枝の固まりにしか見えなくなってしまいました。

Tobutsubame1

近所から風鈴の音が聞こえます。

いよいよ夏到来です。

 

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2009.06.16

ツバメのルール

駐車場に巣を作っていたツバメのヒナが、

今朝、1羽だけ下に落ちてピーピー鳴いていました。

轢かれたらエライこっちゃと、両手で包み、上の巣の中に返したんですけど、

よく考えてみたら、いい事したら気持ちがいいナァなんて考えているのは、

人間の身勝手かも知れません。

ツバメにはツバメの都合や育て方があるわけで、

ツバメルール無視の親切の押し付けは、

ツバメにとってみれば、甚だ迷惑な話…かも知れません。

Rakkahina

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2009.06.15

水のない川

今日、川内の方まで行く予定があったので、

道すがら重信川に降りてみました。

重信川って一級河川なのに完全に干上がってるんですね。

なんかとても恐ろしい感じがします。

River2_2  River1

ゴロゴロした石の上を対岸まで歩いて渡ってみたんですが、

水草が元気で生えていたのが余計に寂しさをかき立てました。

Shigenobu  River_cat4

護岸付近は、植栽や自転車道など、キレイに整備されてきているのに、

肝心の川が干上がるようじゃ意味がない気がします。

この辺りの地理や水系に詳しくないので、正しいところはわかりませんが、

どうにかならないんでしょうか?

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2009.04.20

一つ葉田子

ヒトツバタゴ、別名ナンジャモンジャという樹があります。

落葉の高木ですが、昔この樹を見た人が、

何の樹がわからないので、「ナンジャモンジャ」と呼んだらしいです。

Nanjamonja

日本で自生している所は少なく、貴重な樹らしいですが、

街中の街路樹として植えられているのをよく見かけます。

4月下旬~5月にかけて、雪が積もったみたいに真っ白な花が咲きます。

松山では、ロープウェイ街に植えられています。

この花が咲くと、あぁもうゴールデンウィ-クが近いなぁと

妙に焦ります。

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2009.04.02

急がず休まず

サクラ満開、春爛漫です。

土手沿いを通る道すがら、あまりに気持ちよさそうなので寄り道しました。

Ishite_river6_3 Ishite_river7_2

こうやってひと時の間でも散歩すると、

それまで何となく落ち着かない気持ちでいた近所の土手の存在が、

だんだん自分のものになっていくような気がします。

Ishite_river8 Ishite_river4

今の時代、流行のモノや高価なモノは、

本当に値打ちのある大切なものでは無いかも知れません。

ガウディは言っています。

  「人間が作り出すものは、既に自然という偉大な書物に書かれている。

  人間はこれを読む努力をしなければならない。」

このあたりの自然はまだ美しいです。

自然の美しさを模写するのではなくて、自然から何を盗むか…。

Ishite_river5 Ishite_river9

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2009.03.26

サクラサク

現場へ向かう道すがら、自転車を漕いでいると、

もう桜が咲いているのに気付きました。

Spring2

思わず自転車を降りて撮影。

Spring3

Spring1

こうやって写真を見てみると、

なんか物凄い田舎に住んでいるような気になりますが・・・。

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昨日は、父親の命日でした。

お墓は大阪にありますので、

近所の五十一番札所の石手寺にお参りに行ってきました。

石手寺も道後温泉本館もミシュランの星を取っているとかで、

外国人観光客が増えてきているように見受けられました。

大阪で生まれ、大阪生まれの父に大阪で育てられた私ですが、

父が好きだった、正岡子規や夏目漱石ゆかりの愛媛の松山で、

今こうやって暮らしているという不思議な縁を思うと、

しみじみと色んな出来事を思い起こした日でした。

     

 山のあなた

           カール・ブッセ詩/上田敏訳 

 山のあなたの空遠く

 「幸(さいはひ)」住むと人のいふ。

 噫(ああ)、われひとと尋(と)めゆきて、

 涙さしぐみ、かへりきぬ。

 山のあなたになほ遠く

 「幸(さいはひ)」住むと人のいふ。

     

松山で春を迎えるのも何度目になるでしょうか。

合掌。

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2009.03.21

Spring has come.

最近めっきり春めいてきて、今日あたりは初夏の日差しでした。

事務所の近くに河川公園が延々と続いていて、

ここは四季折々で、色んな風景を見ることができます。

Ishite_river1

よく煮詰まると、気分転換にフラフラと歩いたりするんですが、

そのたびに新たな発見があります。

今日歩いた場所には、気持ちよさそうな芝生が広がっていて、

いよいよ桜の気配が・・・。

Ishite_river2

Ishite_river3

春の匂いがしました。

歳を取ると、季節に敏感になります。

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