新築

2009.03.25

竣工写真

以前書いた、「新石手の家」の撮影をカメラマンの方に依頼していたのですが、

最近になってようやく撮影日和の晴れ間が続くようになりましたので、

先日、撮影を行いました。

H_facade3

撮影の時は、忙しくても極力私も横で見ているようにしているのですが、

それは、プロの撮影風景を見ていると、どんなふうにアングルを切り取るのか、

何を構図のポイントにするのか等、とても興味深いからなのです。

私が設計中に考えていた、「空間をこう見せたい」という考え方と

同じツボだったりすると、ニンマリしてしまいます。

H_hall2_2 

H_ldk1

逆に、私が考えもしなかった「シビれるアングル」を発見してくれる事もあります。

特に、夜間の照明が灯った雰囲気を考える時に、カメラマンの考え方は、

非常に参考になります。

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H_facade5_2 

竣工写真の撮影というのは、

苦労して竣工した住まいを、頭の中でスタディーし直しスケッチするというか、

自分が決断を下した空間構成を思い起こし、再確認するいい機会になります。

自分の為に必要な、非常に楽しい時間なのです。

H_patio1

( photo by masahito kawai )

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2009.02.14

飽きない家

「住まう人の数だけ、住まい方も存在する。」よく言われる言葉です。

個人のスタイルに合わせて家を創ることが、注文住宅の魅力のひとつであり、

建売住宅では味わえない要因ではないでしょうか。

箱に合わせて生活するのではなく、人に合わせた箱を創るという発想。

だからこそ常々生みの苦しみを味わう訳ですが…。

昨年、仕事をさせていただいた施主様の要望は、

「一生飽きない家をつくって欲しい」ということでした。

N_facade1_4   

時代とともに家族のライフスタイルは変わって行きます。

お子さんもグングン成長します。

そこで、流行に流されたりしない、うわべだけじゃない一生楽しめる

心地よい住まいをとの想いで、用途をあえて限定せず、

曖昧な空間を散りばめた空間ご提案しました。

玄関に、細長い露地空間を作り、螺旋階段のある吹抜へとつながります。

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露地は出迎えの空間であり、通路であり、子供の遊び場でもあります。

お子さんが、夏の暑い日に露地のタイルの上を裸足で走り回ったり、

螺旋階段の下から踏板に磁石を投げる遊びを発明したり、

下足箱の下のスペースに寝転んだり…。

子供は暮らしの天才なのかも知れません。

N_stairs1

N_ldr1

( photo by masahito kawai )

曖昧な空間を創ることで、人を飽きさせない遊び心が生まれ、

奥行きのある生活が生まれます。

施主様と食事をするたび、お子さんがまた新しい遊びを発明したと

聞くたびに、内心感動します。これからもこの家が、

お子さんの記憶に刻まれる成長の場になれば嬉しい限りです。

住空間には曖昧な多様性が必要です。

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2009.02.13

祝・「新石手の家」竣工

昨年より設計監理を行っていた、「新石手の家」が完成しました。

木造2F建で、懐に中庭を抱えた個人住宅です。

H_facade2

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緑で潤う中庭があると、外部からはうかがい知れない、劇的な空間が広がります。

意図したイメージ通りの、ドラマチックな空間になりました。

当たり前のことですが、施主様に喜んでいただいた時が、

この仕事をやっていてやはり一番嬉しい瞬間です。全ての苦労が報われた気がします。

植栽工事が終わり次第、ちゃんと写真撮影を行い、またブログに載せたいと思

います。

H_hall1_2 

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