造作家具のリアリティー
このところの妙な陽気で体調不良気味です。
事務所の近所が遍路道になっているんですが、道行くお遍路さん達も、
白装束を脱ぎながら汗だくで歩いているのを見掛けます。
「小坂の家」の家具を、オーダーで製作して入れ替える
という話になっていまして、先日タワーの室さんと打合せした家具が
出来たというので、見に行ってきました。
いいですねぇ。
南向きのリビング空間の上部は吹抜にもなっており、
陽光降り注ぐ空間なので、レザーの白とイームズの白が、
爽やかで品のある印象をさらに印象付けてくれています。
最初は、レザーを黒にしようと思っていましたが、白にして正解でした。
床材はホワイトバーチなので、女性的なフェミニンな印象がします。
木目がさほど目立たないのに反して、上質な存在感があります。
それに対して、テーブルの天板はニャトー。
ニャトーは色ムラがあったりして個性がキツくなる場合があるので、
心配していたのですがイイ感じでした。
ニャトーの赤味と床の白さのコントラストがたまらないです。
極限まで細くしてもらった黒皮風の脚のベンチシートが、
さらに軽やかさを生み出すのに成功しています。
床材や家具は住空間の中において非常に大事な要素の一つです。
いかにも工業製品という感じの複合フロアーや、
ありきたりの既製品の家具とはやはり違う趣が漂って、
これだけで空間に個性とリアリティーが出てきます。
Faceboookにもだいぶん慣れてきました。
東京の設計事務所時代に共に苦労した知り合いと
久しぶりに連絡が取れたのも、嬉しい出来事でした。
あれから20年近く経って、僕をはじめ皆さん恐ろしくオッサンになったのかと
思いきや、身もココロも劣化せずにそれぞれ頑張っておられるのには、
とても励まされます。
また新しい現場が幾つか始まります。
僕も負けずに頑張ろう!
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